〜てさしあげる
te sashiageru
「〜てあげる」の謙譲語です。ただし目上の人に直接使うと恩着せがましく聞こえるため、使い方に注意が必要です。
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〜てさしあげるの意味
目上の人のために何かをすることを表します。
- お客様に道を教えてさしあげた。
- 先生の荷物を持ってさしあげました。
- 第三者について話すときに使うのが自然:田中さんは部長に資料を送ってさしあげた
- 直接本人には「お〜する」が自然:お持ちします
〜てさしあげるの使い方・接続
動詞て形+さしあげる。
- 教える → 教えてさしあげる
- 説明する → 説明してさしあげる
- 本人に向かって申し出るとき:×持ってさしあげましょうか → ⭕ お持ちしましょうか
- 動物・目下には「〜てやる」→「〜てやる」
〜てさしあげるの例文
「〜てさしあげる」の例文です。
- 道に迷っていたおばあさんを駅まで案内してさしあげました。
- 店員はお客様に使い方を丁寧に説明してさしあげた。
- 社長に新しいアプリの使い方を教えてさしあげたら、喜んでいらっしゃった。
- 困っている方がいたら、手伝ってさしあげてください。
「〜てさしあげる」と「〜てあげる」「お〜する」の違い
恩恵の授受の丁寧さを比べます。
- 【てやる】目下・動物へ(ぞんざい)
- 【てあげる】同等・目下へ →「〜てあげる」
- 【てさしあげる】目上へ(ただし本人に直接は避ける)
- 【お〜する】目上の本人に申し出るときの最適な形 →「お〜する」
〜てさしあげるのよくある間違い
敬語なのに失礼になる典型例です。
- ❌ 部長、コピーしてさしあげましょうか → ⭕ コピーいたしましょうか
- ❌ 先生、教えてさしあげます → 恩を着せる響きがある
- 「さしあげる」は「てあげる」の言い換えなので、恩恵の押し付けというニュアンスは残る
JLPTでの〜てさしあげる
N3以上で授受表現の敬語形として出題されます。
- てあげる→てさしあげる
- てもらう→ていただく
- てくれる→てくださる
〜てさしあげるのよくある質問
「〜てさしあげる」についての質問。
- Q:「〜てさしあげる」は敬語なのに、なぜ失礼なのですか?→ 「あなたのためにしてあげる」という恩恵を強調するからです。本人には「お〜する」が無難です