kotomap

ホーム / 文法 / N3 / 〜てさしあげる

〜てさしあげる

te sashiageru

JLPT N3
トピック:授受表現敬語(尊敬語・謙譲語・丁寧語)

「〜てあげる」の謙譲語です。ただし目上の人に直接使うと恩着せがましく聞こえるため、使い方に注意が必要です。

更新日:

クイックナビ

〜てさしあげるの意味

目上の人のために何かをすることを表します。

  • お客様に道を教えてさしあげた。
  • 先生の荷物を持ってさしあげました。
  • 第三者について話すときに使うのが自然:田中さんは部長に資料を送ってさしあげた
  • 直接本人には「お〜する」が自然:お持ちします

〜てさしあげるの使い方・接続

動詞て形+さしあげる。

  • 教える → 教えてさしあげる
  • 説明する → 説明してさしあげる
  • 本人に向かって申し出るとき:×持ってさしあげましょうか → ⭕ お持ちしましょうか
  • 動物・目下には「〜てやる」→「〜てやる」

〜てさしあげるの例文

「〜てさしあげる」の例文です。

  • 道に迷っていたおばあさんを駅まで案内してさしあげました。
  • 店員はお客様に使い方を丁寧に説明してさしあげた。
  • 社長に新しいアプリの使い方を教えてさしあげたら、喜んでいらっしゃった。
  • 困っている方がいたら、手伝ってさしあげてください。

「〜てさしあげる」と「〜てあげる」「お〜する」の違い

恩恵の授受の丁寧さを比べます。

  • 【てやる】目下・動物へ(ぞんざい)
  • 【てあげる】同等・目下へ →「〜てあげる」
  • 【てさしあげる】目上へ(ただし本人に直接は避ける)
  • 【お〜する】目上の本人に申し出るときの最適な形 →「お〜する」

〜てさしあげるのよくある間違い

敬語なのに失礼になる典型例です。

  • ❌ 部長、コピーしてさしあげましょうか → ⭕ コピーいたしましょうか
  • ❌ 先生、教えてさしあげます → 恩を着せる響きがある
  • 「さしあげる」は「てあげる」の言い換えなので、恩恵の押し付けというニュアンスは残る

JLPTでの〜てさしあげる

N3以上で授受表現の敬語形として出題されます。

  • てあげる→てさしあげる
  • てもらう→ていただく
  • てくれる→てくださる

〜てさしあげるのよくある質問

「〜てさしあげる」についての質問。

  • Q:「〜てさしあげる」は敬語なのに、なぜ失礼なのですか?→ 「あなたのためにしてあげる」という恩恵を強調するからです。本人には「お〜する」が無難です

練習する

あわせて学ぶ:関連文法