〜ものの
mono no
トピック:逆接・譲歩
前件を認めながら、後件では期待と異なる結果を述べる逆接表現です。書き言葉的な表現です。
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〜ものののの意味
「〜けれども」という逆接を表します。前の事柄を事実として認めながら、後ろで予想と違う結果を述べます。
- 【逆接】日本語を勉強したものの、なかなか話せるようにならない。
- 【実行できない】買ったものの、まだ一度も使っていない。
- 【予想と違う】合格したものの、うれしくない。
- 【「とはいうものの」】春とはいうものの、まだ寒い。
〜ものののの使い方
名詞修飾の形に「ものの」を付けます。
- 動詞普通形(多くはた形)+ものの:始めたものの
- い形容詞+ものの:安いものの
- な形容詞+な/である+ものの:便利なものの
- 名詞+である+ものの:学生であるものの
〜ものののの例文
逆接の期待外の結果を表す場面の例文です。
- ジムに入会したものの、ほとんど行っていない。
- 頭では分かっているものの、なかなか実行できない。
- この店は値段が高いものの、いつも混んでいる。
- 大学を卒業したものの、まだ仕事が見つからない。
- 一度は引き受けたものの、やはり自信がない。
- 車の免許は持っているものの、もう何年も運転していない。
- 給料は安いものの、仕事は楽しい。
「ものの」「けれど/が」「のに」
逆接表現を、文体と感情の強さで比べます。
- 【けれど/が】最も一般的な逆接:高いけれど、買った
- 【ものの】前の事実を認めた上での逆接(書き言葉的・やや控えめ):買ったものの、使っていない
- 【のに】不満・意外さが強い:買ったのに、使えない
- 【後件】ものの の後ろに命令・依頼・意志は来ない
よくある間違い
後ろの文の制限と接続に注意しましょう。
- ❌ 高いものの、買いましょう → ⭕ 高いけれど、買いましょう
- ❌ 便利ものの → ⭕ 便利なものの
- 後ろは予想と違う結果・できなかったことが多い
- 会話では ⭕「〜けど」「〜たけど」が自然