〜かねる
kaneru
トピック:可能・難易
「したくてもできない」を婉曲に述べる丁寧表現です。
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〜かねるの意味
「〜したいが、立場・事情によってできない」という意味で、丁寧に断るときに使う表現です。
- 【丁寧な断り】そのご要望にはお応えしかねます。
- 【判断できない】私には分かりかねます。
- 【決めかねる】どちらにするか、決めかねている。→ 迷っていて決められない
- 【見るに見かねて】困っている様子を見かねて、手伝った。→ 黙って見ていられず
〜かねるの使い方
動詞のます形に「かねる」を付けます。
- 動詞ます形+かねる:引き受けかねる/分かりかねる
- 丁寧形:〜かねます
- 決めかねる・判断しかねる:迷っている状態
- 反対の意味の「〜かねない」(〜するおそれがある)に注意
〜かねるの例文
丁寧な拒否の例です。
- 申し訳ございませんが、そのご質問にはお答えしかねます。
- 当店では、返品はお受けしかねます。
- 担当者が不在のため、詳しいことは分かりかねます。
- どちらの案がいいか、判断しかねています。
- 二つの大学のどちらに進むか、決めかねている。
- 見るに見かねて、彼の仕事を手伝ってあげた。
- その条件では、契約しかねます。
〜かねる vs 〜かねない
正反対の意味。
- かねる:〜できない(やりかねる=やれない)
- かねない:〜する恐れがある(やりかねない=やる可能性)
- 形が似ているが意味は逆
よくある間違い
「かねない」との混同が最も多い間違いです。
- ❌ そのご依頼はお受けしかねない → ⭕ お受けしかねます(断り)
- 「かねない」は「〜するおそれがある」:このままでは事故になりかねない
- ❌ 分かるかねます → ⭕ 分かりかねます(ます形に接続)
- 能力的にできないことには使わない:❌ 泳ぎかねます → ⭕ 泳げません