〜てしかるべきだ
te shikarubeki da
トピック:許可・禁止・義務・助言
「〜するのが当然だ・適切だ」という意味で、そうなっていない現状への不満を含むことが多い硬い表現です。
更新日:
〜てしかるべきだの意味
「〜するのが当然だ」「〜であるのが適切だ」という意味です。実際にはそうなっていない状況を批判・主張する文脈でよく使います。連体形「しかるべき+名詞」は「適切な・それなりの」という意味です。
- 【当然】これだけの被害が出たのだから、会社は謝罪してしかるべきだ。
- 【評価】彼の業績はもっと評価されてしかるべきだ。
- 【主張】子育て支援はもっと充実していてしかるべきだ。
- 【しかるべき+名詞】しかるべき手続きを取ってください。(適切な)
〜てしかるべきだの使い方
動詞のて形に付けます。
- 動詞て形+しかるべきだ:謝ってしかるべきだ
- 受身:〜されてしかるべきだ(評価されてしかるべきだ)
- 状態:〜ていてしかるべきだ
- 連体:しかるべき+名詞(しかるべき人・しかるべき対応・しかるべき場所)
- 論説・意見文・会議など改まった場面で使う
〜てしかるべきだの例文
主張・批判の例文です。
- これほど重要な決定なら、事前に説明があってしかるべきだ。
- 危険な作業をする人には、それなりの手当が支払われてしかるべきだ。
- 彼の発言は、もっと問題にされてしかるべきだった。
- ミスをしたのなら、まず本人から報告があってしかるべきだろう。
- この件は、しかるべき部署に相談してください。
- 彼女ほどの実力があれば、もっと注目されてしかるべきだ。
「てしかるべきだ」と「べきだ」の違い
どちらも「当然〜すべき」ですが、ニュアンスが違います。
- 【べきだ】話し手の意見・義務の主張。相手への忠告にも使う:早く謝るべきだ
- 【てしかるべきだ】「そうなっているのが当然・妥当だ」という客観的な評価。現状への不満が出やすい
- 受身との相性:評価されてしかるべきだ(自然)/評価されるべきだ(可)
- 会話で目の前の相手に「〜てしかるべきだ」と言うとかなり硬く、批判的に響く
よくある間違い
接続と「しかるべき」の意味に注意しましょう。
- ❌ 謝るしかるべきだ → ⭕ 謝ってしかるべきだ(て形)
- ❌ しかるべきを「叱るべき」と誤解 → 「然るべき(適切な)」
- ❌ 明日は雨が降ってしかるべきだ(自然現象の予想) → ⭕ 雨が降るはずだ
- 日常の軽い助言には「〜たほうがいい」を使う