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〜なりに

nari ni

JLPT N1
トピック:付帯状況・状態

「十分ではないが、その立場・能力にふさわしいやり方で」という意味の表現です。

更新日:

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〜なりにの意味

「〜の立場・能力・状態にふさわしい程度で」という意味です。限界や不十分さを認めながら、それに応じて努力・工夫していることを表します。

  • 【自分なりに】私なりに精一杯頑張りました。
  • 【立場なりに】子どもは子どもなりに、親のことを心配している。
  • 【条件なりに】狭いなりに、工夫して使いやすい部屋にした。
  • 【なりの+名詞】彼には彼なりの考えがあるのだろう。

〜なりにの使い方

名詞や普通形に付けます。

  • 名詞+なりに:私なりに・子どもなりに・学生なりに
  • い形容詞+なりに:狭いなりに・古いなりに
  • 名詞修飾:〜なりの+名詞(彼なりの理由・自分なりの方法)
  • 「AはAなりに」の形がよく使われる
  • 目上の人に「先生なりに」と言うと「先生の能力は限られている」と聞こえ失礼

〜なりにの例文

日常・仕事での例文です。

  • 初めての企画なので、自分なりに調べてまとめてみました。
  • 新人は新人なりに、職場の役に立とうとしている。
  • お金がないなりに、楽しく暮らしている。
  • 彼女なりの優しさが、その言葉に表れていた。
  • 経験が少ないなりに、彼はよくやっていると思う。
  • この問題について、私なりの答えを出したいと思います。

「なりに」と「として」「にしては」の違い

立場に関する表現の違いです。

  • 【として】単に立場・資格を示す:教師として働く
  • 【なりに】限界を認めつつ、その立場にふさわしい程度で:子どもなりに考えた
  • 【にしては】予想と結果のずれ:子どもにしては上手だ(意外)
  • 【なり(直後)】「〜するとすぐ」:家に帰るなり寝た。形は似ているが全く別の文法

よくある間違い

目上の人への使い方に注意しましょう。

  • ❌ 社長なりに頑張っていらっしゃいますね(失礼) → ⭕ 社長も大変努力されていますね
  • ❌ 私なりの頑張りました → ⭕ 私なりに頑張りました(動詞の前は「に」)
  • ❌ 帰るなりに寝た(直後の意味) → ⭕ 帰るなり寝た
  • 自分や子ども・新人など「限界がある」と言っても失礼にならない対象に使う

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