〜につけ
ni tsuke
「〜するたびにいつも(ある気持ちになる)」や「〜でも〜でも」を表す表現です。
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〜につけの意味
①「〜するたびに(自然に)〜という気持ちになる」、②「AにつけBにつけ(AでもBでも)」、③慣用句「何かにつけ(何かあるたびに)」の三つの用法があります。
- 【①気持ち】この写真を見るにつけ、故郷を思い出す。
- 【①】彼の活躍を聞くにつけ、うれしくなる。
- 【②どちらでも】いいにつけ悪いにつけ、彼は話題になる人だ。
- 【③慣用】母は何かにつけ、私のことを心配する。
〜につけの使い方
用法によって接続が違います。
- ①動詞辞書形+につけ:見るにつけ・聞くにつけ・考えるにつけ
- ①の後ろは「思い出す・感じる・心配になる」など自然に起こる感情
- ②い形容詞/動詞/名詞+につけ(対になる語):いいにつけ悪いにつけ・雨につけ風につけ
- ③何かにつけ(て):何かにつけて文句を言う
- ①は「見る・聞く・考える・思う」などに限られる
〜につけの例文
三つの用法の例文です。
- 子どもたちの笑顔を見るにつけ、この仕事を選んでよかったと思う。
- 事故のニュースを聞くにつけ、家族のことが心配になる。
- 将来のことを考えるにつけ、不安が大きくなる。
- うれしいにつけ悲しいにつけ、彼女はいつも日記を書いている。
- 上司は何かにつけて、昔の自慢話をする。
- 雨につけ風につけ、祖母は毎朝欠かさず散歩に出かける。
「につけ」と「たびに」の違い
どちらも「〜するたびに」ですが、後ろの内容が違います。
- 【たびに】毎回の行動・出来事。後ろは何でもよい:旅行に行くたびに、お土産を買う
- 【につけ】毎回、自然に生まれる感情・思い。後ろは感情・心理
- 例:写真を見るたびに/見るにつけ、昔を思い出す(どちらも可)
- 例:出張に行くにつけ、お土産を買う(✕:行動には使わない)
よくある間違い
後ろに行動を置かないようにしましょう。
- ❌ 駅に行くにつけ、コーヒーを買う → ⭕ 駅に行くたびに
- ❌ 見たにつけ → ⭕ 見るにつけ(辞書形)
- ❌ いいにつけ(片方だけ)→ ②は「いいにつけ悪いにつけ」と対で使う
- 「につき(理由・〜ごとに)」と混同しない