〜に引き換え
ni hikikae
トピック:逆接・譲歩
二つのものを比べて、正反対であることを話し手の評価を込めて述べる表現です。
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〜に引き換えの意味
「〜とは反対に」「〜と比べて大違いで」という意味です。単なる対比ではなく、一方をほめ、もう一方を批判するなど、話し手の主観的な評価が入ります。
- 【兄弟の対比】兄がまじめなのに引き換え、弟は遊んでばかりいる。
- 【過去と現在】去年の大雪に引き換え、今年はほとんど雪が降らない。
- 【自分と他人】よく働く妻に引き換え、夫は家で何もしない。
- 「それに引き換え」の形で文頭にも使う
〜に引き換えの使い方
名詞、または「普通形+の」に付けます。
- 名詞+に引き換え:兄に引き換え
- 普通形+の+に引き換え:まじめなのに引き換え・よく働くのに引き換え
- な形容詞・名詞:〜なのに引き換え
- 接続詞的に:それに引き換え、〜
- 後ろには不満・批判を含む内容が来ることが多い
〜に引き換えの例文
対比と評価の例文です。
- 姉が社交的なのに引き換え、妹は人見知りだ。
- 前の店長に引き換え、今の店長は部下の話をよく聞く。
- 都会の便利さに引き換え、田舎は買い物にも不便だ。
- 昨年の好成績に引き換え、今年は一勝もできていない。
- 彼は努力家だ。それに引き換え、私は何をやっても三日坊主だ。
- あの会社の素早い対応に引き換え、こちらの対応は遅すぎる。
「に引き換え」と「に対して」の違い
どちらも対比ですが、主観的な評価があるかどうかが違います。
よくある間違い
客観的な比較には使いません。
- ❌ 東京の人口に引き換え、大阪の人口は少ない(単なるデータ) → ⭕ 東京に比べて
- ❌ 兄はまじめに引き換え → ⭕ 兄がまじめなのに引き換え
- ❌ 同じ物の長所と短所(便利なのに引き換え高い) → ⭕ 便利な反面、高い
- 比べる二つは別々の人・物・時期であること