〜にあって
ni atte
「〜という特別な状況・立場・時代にいて」という意味の硬い表現です。
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〜にあっての意味
「〜という特別な状況・立場・時期にいて」という意味です。その状況だからこそ、またはその状況にもかかわらず、という気持ちで後ろの内容を述べます。
- 【状況だから】極限状態にあって、人は本当の姿を見せる。
- 【状況にもかかわらず】この不況下にあって、売り上げを伸ばしている会社もある。
- 【立場】社長という立場にあって、責任から逃げることは許されない。
- 【逆接を強める】厳しい環境にあっても、彼は希望を失わなかった。
〜にあっての使い方
状況・立場・時代を表す名詞に付けます。
- 名詞+にあって:非常時にあって・現代にあって
- 名詞+にあっても(逆接を強調):逆境にあっても
- 名詞+にあっては(その状況では特に):この時代にあっては
- 前の名詞は「特別な・普通ではない」状況であることが多い
- 演説・論説・ニュースなどの書き言葉
〜にあっての例文
論説・報道でよく見る例文です。
- 情報があふれる現代にあって、正しい情報を選ぶ力が求められている。
- 非常時にあって、冷静な判断ができる人は少ない。
- 彼は病床にあっても、最後まで研究を続けた。
- 責任ある立場にあって、軽率な発言は慎むべきだ。
- 少子化が進む日本にあって、この町の人口は増え続けている。
- 異国の地にあって、彼女は家族のことばかり考えていた。
「にあって」と「において」の違い
どちらも場面を表しますが、「にあって」はその状況の特別さを強調します。
- 【において】場所・分野・時間を中立的に示す:会議は本社において行われる
- 【にあって】特別な状況・立場に身を置いていることを強調:戦時下にあって
- 具体的な場所(本社・会議室)には「において」が自然
- 「にあって」の後ろは、その状況での人の態度・行動が来やすい
よくある間違い
普通の場所や日常的な場面には使いにくいです。
- ❌ 図書館にあって勉強した → ⭕ 図書館で勉強した
- ❌ 会議は会議室にあって行われる → ⭕ 会議室において/会議室で行われる
- 「にある(存在)」の「ある」とは働きが違い、状況に身を置く意味
- 会話で使うと非常に硬く聞こえる