ホーム / 文法 / N3 / 〜さ/〜み(形容詞の名詞化)
〜さ/〜み(形容詞の名詞化)
sa / mi
トピック:動詞・形容詞の活用
形容詞を名詞にする接尾語です。「さ」は程度、「み」は感覚・性質を表します。
更新日:
〜さ/〜みの意味
「さ」は形容詞の程度・度合いを客観的に表す名詞を作り、ほとんどの形容詞に付きます。「み」はその性質・感覚そのものを感覚的に表し、付く形容詞が限られます。
- 【さ:程度】この橋の長さは五百メートルだ。
- 【さ:程度】夏の暑さには慣れない。
- 【み:感覚・性質】このトマトは甘みが強い。
- 【み:感覚】足に痛みを感じる。
〜さ/〜みの使い方
形容詞の語幹に付けます。
- い形容詞語幹+さ:高い→高さ・寒い→寒さ・いい→よさ
- な形容詞語幹+さ:静か→静かさ・便利→便利さ
- い形容詞語幹+み:甘い→甘み・痛い→痛み・重い→重み・楽しい→楽しみ
- 「み」が付く主な語:甘・苦・辛・痛・重・深・厚・丸・赤・青・弱・強・楽しみ・悲しみ・ありがたみ
- 「〜み」が使えない形容詞が多い:❌ 寒み・❌ 暑み・❌ 長み
〜さ/〜みの例文
「さ」と「み」の両方の例文です。
- この荷物の重さを量ってください。
- 社長の言葉には重みがある。
- 日本の電車の便利さに驚いた。
- 失って初めて、家族のありがたみが分かった。
- この湖の深さは百メートル以上ある。
- 彼の話には深みがあって、何度聞いても面白い。
「さ」と「み」の違い
同じ形容詞でも、「さ」と「み」で意味が変わることがあります。
- 【さ】測れる程度・度合い(客観的):重さ=何キロか
- 【み】感じられる性質・味わい(主観的):重み=価値・影響力
- 例:深さ(何メートル)/深み(内容の奥深さ)
- 例:甘さ(甘さ控えめ=甘さの程度)/甘み(素材の甘い味)
- 迷ったら「さ」の方が使える範囲が広い
よくある間違い
「み」はどの形容詞にも付くわけではありません。
- ❌ 今日の寒みはひどい → ⭕ 今日の寒さはひどい
- ❌ いいさ → ⭕ よさ(「いい」は「よい」から作る)
- ❌ 楽しさにしています → ⭕ 楽しみにしています(「楽しみ」は慣用的に決まった形)
- 若者言葉の「わかりみ」「うれしみ」はくだけた表現で、正式な文では使わない