〜抜く
nuku
トピック:て形の補助動詞・アスペクト
苦しいことや難しいことを、最後まで徹底的にやり通すことを表す複合動詞です。
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〜抜くの意味
「最後まで〜する」「徹底的に〜する」という意味です。途中でやめたくなるような困難があっても、やり通したことを表します。
- 【最後まで】マラソンを最後まで走り抜いた。
- 【徹底的に】考え抜いた末に出した結論だ。
- 【困難に耐えて】戦争の時代を生き抜いた。
- 【極度に】困り抜く・悩み抜く(非常に困る・悩む)
〜抜くの使い方
動詞のます形に付けます。
- 動詞ます形+抜く:走り抜く・やり抜く・守り抜く
- よく使う組み合わせ:やり抜く・頑張り抜く・考え抜く・生き抜く・戦い抜く・耐え抜く
- 過去形「〜抜いた」で、やり遂げた達成感を表すことが多い
- ひらがな表記「ぬく」も多い
- 「抜く」単独(追い抜く・手を抜く)とは意味が違う
〜抜くの例文
努力・忍耐を表す例文です。
- 一度決めたことは、最後までやり抜きたい。
- 彼は厳しい練習に耐え抜いて、代表選手に選ばれた。
- この作品は、細部まで考え抜かれている。
- 母は女手一つで、三人の子どもを守り抜いた。
- 選手たちは九十分間、全力で戦い抜いた。
- 悩み抜いた結果、留学をあきらめることにした。
「抜く」と「切る」「終わる」の違い
どれも「最後まで」に関わる複合動詞ですが、焦点が違います。
- 【終わる】動作が終了する(中立):本を読み終わる
- 【切る】完全に〜する(全部・すっかり):お金を使い切る・疲れ切る
- 【抜く】困難に負けず最後までやり通す(努力・忍耐):マラソンを走り抜く
- 例:マラソンを走り終わった(終了)/つらいマラソンを最後まで走り抜いた(苦労してやり通す)
よくある間違い
簡単な動作には使いません。
- ❌ ご飯を食べ抜いた → ⭕ ご飯を食べ終わった
- ❌ 走るぬく → ⭕ 走り抜く(ます形)
- ❌ 手を抜く(手抜き)を「最後までやる」と誤解しない(=いい加減にする)
- 前の動作に「大変さ・長さ」があることが前提