kotomap

ホーム / 文法 / N2 / 〜にあたって

〜にあたって

ni atatte

JLPT N2
トピック:時間・順序複合助詞(〜について等)

何か大切なことを始める時や、特別な節目に「その機会に」と述べる改まった表現です。

更新日:

クイックナビ

〜にあたっての意味

「〜する時に」「〜という機会に」という意味です。開会・入学・就職・出発など、重要な事を始める前の準備・決意・挨拶を述べるときに使います。

  • 【挨拶】開会にあたり、一言ご挨拶申し上げます。
  • 【準備】留学するにあたって、たくさんの書類を準備した。
  • 【決意】新年を迎えるにあたって、目標を立てた。
  • 【注意事項】ご利用にあたっての注意事項をお読みください。

〜にあたっての使い方

名詞や動詞の辞書形に付けます。

  • 名詞+にあたって:開会にあたって・ご利用にあたって
  • 動詞辞書形+にあたって:出発するにあたって
  • より硬い形:〜にあたり
  • 名詞修飾:〜にあたっての+名詞(契約にあたっての注意点)
  • 日常の小さな行動(ご飯を食べるにあたって)には使わない

〜にあたっての例文

スピーチ・ビジネスの例文です。

  • 新しい事業を始めるにあたって、市場調査を行った。
  • 卒業にあたり、お世話になった先生方に感謝の気持ちを伝えたい。
  • 契約を結ぶにあたっては、内容をよく確認してください。
  • 引っ越しにあたって、不要な家具を処分した。
  • 就職するにあたって、スーツを新調した。
  • 本製品のご使用にあたっては、説明書をよくお読みください。

「にあたって」と「に際して」の違い

ほぼ同じ意味ですが、焦点が少し違います。

  • 【にあたって】これから始める重要な事に向けた準備・心構え。前向きな場面が多い
  • 【に際して】その時・その機会そのものを指す。始まり以外(退職・災害時など)にも使いやすい
  • 例:開会にあたり(⭕)/開会に際し(⭕)どちらも可
  • 例:災害に際しては、落ち着いて行動すること(「にあたって」はやや不自然)

よくある間違い

日常の小さな行動には使いません。

  • ❌ 歯を磨くにあたって、歯ブラシを濡らす → ⭕ 歯を磨く前に
  • ❌ 出発したにあたって → ⭕ 出発するにあたって(辞書形)
  • ❌ 友達との会話で多用 → 硬すぎる。⭕ 〜とき/〜前に
  • 後ろには準備・挨拶・注意など、その機会にふさわしい内容を置く

練習する

あわせて学ぶ:関連文法

間違えやすい文法の比較