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〜どころではない

dokoro dewa nai

JLPT N2
トピック:限定・強調・程度

ほかの事情があって、とても〜できる状況ではないことを表す表現です。

更新日:

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〜どころではないの意味

「(ほかに大変なことがあって)〜できる状況・余裕がない」という意味です。期待されることや楽しいことが、とてもできない状態を表します。また「〜という程度ではない(もっとひどい)」という意味もあります。

  • 【余裕がない】仕事が忙しくて、旅行どころではない。
  • 【状況が許さない】熱が出て、パーティーどころではなかった。
  • 【程度がもっと上】痛いどころではない。息もできないほどだ。
  • 口語では「〜どころじゃない」

〜どころではないの使い方

名詞や動詞の辞書形に付けます。

  • 名詞+どころではない:勉強どころではない・花見どころではない
  • 動詞辞書形+どころではない:のんびり休むどころではない
  • い形容詞+どころではない(程度の強調):寒いどころではない
  • 口語:〜どころじゃない
  • 前には本来したいこと・楽しいこと・期待されることが来やすい

〜どころではないの例文

日常でよく使う例文です。

  • 隣の工事がうるさくて、勉強どころではない。
  • 締め切りが迫っていて、のんびり食事するどころじゃない。
  • 財布をなくして、買い物どころではなくなった。
  • 今月は出費が多くて、貯金どころではない。
  • 台風が近づいていて、花火大会どころではない。
  • 「暑いね」「暑いどころじゃないよ。もう四十度だよ」

「どころではない」と「どころか」の違い

形は似ていますが、意味がまったく違います。

  • 【どころではない】〜できる状況ではない:忙しくて旅行どころではない
  • 【どころか】〜はもちろん、さらに/〜と反対に:旅行どころか、近所の散歩もできない
  • 「どころか」は後ろに文が続く。「どころではない」は文末で終わる
  • 例:休みどころではない(休めない)/休みどころか、残業ばかりだ(休めないうえ、残業も)

よくある間違い

単なる不可能には使いません。

  • ❌ 泳げないので、海水浴どころではない(能力がない) → ⭕ 泳げないので、海水浴はできない
  • ❌ 旅行どころではないで、仕事をした → ⭕ 旅行どころではなく、仕事をしていた
  • 前には「本来なら楽しめること」、理由には「それを妨げる別の事情」が必要
  • 「どころか」と取り違えないように注意

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