〜によって
ni yotte
手段・原因・差異・受動文の動作主を表す多義の表現です。
更新日:
〜によっての意味
原因・手段・受け身の動作主・場合による違いなど、多くの用法を持つ表現です。
- 【原因】大雨によって、川が氾濫した。
- 【手段・方法】インターネットによって、世界中の情報が手に入る。
- 【受け身の動作主】この寺は、有名な建築家によって建てられた。
- 【場合による違い】人によって、考え方が違う。
〜によっての使い方
名詞に付けます。名詞修飾では「による」を使います。
- 名詞+によって:地震によって
- 名詞+による+名詞:地震による被害
- 「によっては」:場合によっては、中止になることもある
- 書き言葉:〜により(台風により、運休します)
〜によっての例文
手段・差異・受動文の場面別例文です。
- 台風によって、多くの家が被害を受けた。
- この小説は、有名な作家によって書かれた。
- 話し合いによって、問題を解決しましょう。
- 国によって、習慣は大きく違う。
- 事故による渋滞が続いています。
- 場合によっては、料金が高くなることもあります。
- 電話番号はメールにより通知いたします。
「によって」「によると」「にとって」「について」
形が似ている四つの表現を整理します。
よくある間違い
似た表現との混同と、受け身の使い方に注意しましょう。
- ❌ ニュースによって、明日は雨だそうだ → ⭕ ニュースによると、〜
- ❌ 私によって、この本は大切だ → ⭕ 私にとって、この本は大切だ
- 受け身の動作主に「によって」を使うのは、作品・発見・建築など:⭕ 電話はベルによって発明された
- 日常的な受け身には「に」:⭕ 母に叱られた(❌ 母によって叱られた)