kotomap

ホーム / 文法 / N2 / 〜だけに

〜だけに

dake ni

JLPT N2
トピック:原因・理由

前件が原因・根拠となり、それゆえに後件の程度が高まることを表す表現です。「〜だから余計に」というニュアンスです。

更新日:

クイックナビ

〜だけにの意味

「〜だから、なおさら」「〜にふさわしく」という意味で、ある事情から当然予想される結果や、期待との違いを強調します。

  • 【ふさわしい結果】長く住んでいただけに、この町には詳しい。
  • 【期待が大きかった分の失望】期待していただけに、がっかりした。
  • 【予想通りの強調】有名店だけに、行列が長い。
  • 【「だけあって」との違い】だけに はマイナスの結果にも使える

〜だけにの使い方

名詞修飾の形に「だけに」を付けます。

  • 動詞・い形容詞普通形+だけに:努力しただけに/高いだけに
  • な形容詞+な+だけに:有名なだけに
  • 名詞+だけに:プロだけに(「名詞+である+だけに」も可)
  • 強調:〜だけに、なおさら〜

〜だけにの例文

原因・根拠と程度の強化を表す場面の例文です。

  • 一生懸命練習しただけに、負けたときは本当に悔しかった。
  • さすがプロだけに、仕事が速い。
  • 人気のある店だけに、予約がなかなか取れない。
  • 楽しみにしていた旅行だっただけに、中止になって残念だ。
  • 彼は若いだけに、体力がある。
  • 高かっただけに、すぐ壊れてショックだった。
  • ベテラン教師だけに、教え方が分かりやすい。

「だけに」「からこそ」「だから」

理由を強調する表現を比べます。

  • 【だから】中立的な理由:雨だから、行かない
  • 【だけに】その事情にふさわしい結果、または期待とのギャップ(プラス・マイナス両方):期待しただけにがっかりした
  • 【からこそ】理由を強く強調(話し手の主張):君だからこそ頼むんだ
  • 【だけあって】プラス評価のみ:プロだけあって上手だ

よくある間違い

接続と後ろの文の形に注意しましょう。

  • ❌ 有名だけに → ⭕ 有名なだけに
  • 後ろに命令・依頼は来にくい:❌ 大切なものだけに、気をつけて → ⭕ 大切なものだから、気をつけて
  • 「限定」の「だけ」と混同しない:これだけに(これだけを対象に)
  • マイナスの結果には「だけあって」は使えない(だけに を使う)

練習する

あわせて学ぶ:関連文法