〜だけに
dake ni
トピック:原因・理由
前件が原因・根拠となり、それゆえに後件の程度が高まることを表す表現です。「〜だから余計に」というニュアンスです。
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〜だけにの意味
「〜だから、なおさら」「〜にふさわしく」という意味で、ある事情から当然予想される結果や、期待との違いを強調します。
- 【ふさわしい結果】長く住んでいただけに、この町には詳しい。
- 【期待が大きかった分の失望】期待していただけに、がっかりした。
- 【予想通りの強調】有名店だけに、行列が長い。
- 【「だけあって」との違い】だけに はマイナスの結果にも使える
〜だけにの使い方
名詞修飾の形に「だけに」を付けます。
- 動詞・い形容詞普通形+だけに:努力しただけに/高いだけに
- な形容詞+な+だけに:有名なだけに
- 名詞+だけに:プロだけに(「名詞+である+だけに」も可)
- 強調:〜だけに、なおさら〜
〜だけにの例文
原因・根拠と程度の強化を表す場面の例文です。
- 一生懸命練習しただけに、負けたときは本当に悔しかった。
- さすがプロだけに、仕事が速い。
- 人気のある店だけに、予約がなかなか取れない。
- 楽しみにしていた旅行だっただけに、中止になって残念だ。
- 彼は若いだけに、体力がある。
- 高かっただけに、すぐ壊れてショックだった。
- ベテラン教師だけに、教え方が分かりやすい。
「だけに」「からこそ」「だから」
理由を強調する表現を比べます。
- 【だから】中立的な理由:雨だから、行かない
- 【だけに】その事情にふさわしい結果、または期待とのギャップ(プラス・マイナス両方):期待しただけにがっかりした
- 【からこそ】理由を強く強調(話し手の主張):君だからこそ頼むんだ
- 【だけあって】プラス評価のみ:プロだけあって上手だ
よくある間違い
接続と後ろの文の形に注意しましょう。
- ❌ 有名だけに → ⭕ 有名なだけに
- 後ろに命令・依頼は来にくい:❌ 大切なものだけに、気をつけて → ⭕ 大切なものだから、気をつけて
- 「限定」の「だけ」と混同しない:これだけに(これだけを対象に)
- マイナスの結果には「だけあって」は使えない(だけに を使う)